本日は映画「8マイル」の感想
2004年5月26日 映画
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント / ユニバーサル・ピクチャーズ 2003/09/26 ¥3,990 ヒップホップ界のスーパースター、エミネムが、彼自身の半自伝とも言えるドラマで映画初主演。全編、観る者を射抜くような鋭い眼差しで、役者としてもカリスマ性を発揮している。ヒップホップに興味がなくても、あるいは苦手でも、物語自体に共感でき、心にズシリと響く一作。
2日連続8マイルネタ・・・(笑)。
思い入れがそれだけ強いということで(^^ゞ。
昨日は音楽でしたが、今日は映画本編のことを書いてみようと思います。
不思議なもので、映画って、前評判が良かったり自分の中の期待度が大きければ大きいほど、面白くなかったりしませんか?(^_^;)
それと反対に、「つまんないだろうな」と思ってみると、それが期待以上だったときに、すごい印象に残るという傾向があるような気がします。
映画8マイルは、まさに後者でした。
ダンナが以前から見たがっていたのですが、貸し出し中が続き、なかなか見られず数ヶ月経過。
ある日、ようやくレンタル店で見つけて「ダンナが見たいだろう」と思って、他のソフトと一緒に私が借りてきたのが、この映画でした。
下のサントラレビューにも書いたように、私は全く期待してませんでした。
エミネムのことをあまり知らなかったせいもあるのですが、暴力とドラッグ描写が中心の、暗い映画だろう・・・という予測しか立てていなかったのです(^_^;)。
ところが、上の紹介文にもあるように、まず、エミネムの存在感がすごい。
何しろ私は、エミネムの外見さえ知らなかったのです。
なので、「え、この人がエミネム?役者さんじゃないの?」って思って、最初は戸惑いました。
それくらい、すごいカリスマ性というか、周囲を視線を釘付けにするような、圧倒的な存在感だったんです。
そして、所々に写る、デトロイトの町並みの退廃的なムード。
映像的にも惹きつけられたところに、キム・ベイシンガーが、エミネムの母親役として登場します。
セクシーではあるけれど、疲れ切ったアンニュイな表情が、デトロイトの町の雰囲気とマッチするような感覚。
そして、そこから這い出るために、ラップに青春をかける青年・Bラビット(エミネム)との対比が、すごくよく描かれているように思いました。
そして、最後のラップバトル。
この時点では、もう食い入るように見てました(笑)。
私はもともとHipHopという音楽にも興味があったのですが、そうでない人にとっても、この即興のラップでのやり取りには目を見張るものがあると思います。
ある人のレビューで、「ただの悪口合戦」としか思えなかった、というのがありました。
そう感じる人がいるのも事実だと思います。
でもじゃあ、アナタにそれができるの?って、私は思います(笑)。
普通の「悪口の言い合い」ならできても、ビートに乗せて、観客の支持を得るような「ウマイこと」が言えるかと言ったら、絶対に無理!!
もちろん、文化の違いもありますよね。
そもそも、日本には汚い罵り言葉自体が少ないし、それを言ったとしても「うまい!良く言った!」と思う土壌が、アメリカほどはないですものね(^_^;)。
でも私は、本当に「エミネムってすごい!!」って思って、ぶっちゃけ一目惚れ(笑)でした。
黒人中心のラップ音楽の世界で、これだけの人気を得たのは、やはり他を圧倒するスキルがあったからだと、改めて思いました。
それでも、この映画は、ラップバトルだけの単なる「有名ラッパー主演映画」ではなく、充分に若者の共感を得るヒューマン・ドラマになっていると思うのです。
エミネム・キムベイシンガーといった主演俳優の存在感ももちろんですが、アカデミー賞受賞監督であるカーティス・ハンソンの力量も大きいかな、と思います。
思い返してみれば、昔から、音楽映画にハマるクチでした(笑)。
80年代、ミッシェル・ファイファーの出世作グリース2。
ジョンコルトレーンの生涯を描いたバード。
アイルランドの若者の、バンドにかける青春を描いたザ・コミットメンツ。
これまたミッシェル・ファイファー演じる、ジャズ歌手の恋を描いた恋のゆくえ〜ファビュラス・ベーカー・ボーイズ。
どれも、印象に残る作品だったなー★
8マイルは、このリストに挙げた作品をも上回る、私にとっては、久々に心に響く音楽映画でした(^^)。
2日連続8マイルネタ・・・(笑)。
思い入れがそれだけ強いということで(^^ゞ。
昨日は音楽でしたが、今日は映画本編のことを書いてみようと思います。
不思議なもので、映画って、前評判が良かったり自分の中の期待度が大きければ大きいほど、面白くなかったりしませんか?(^_^;)
それと反対に、「つまんないだろうな」と思ってみると、それが期待以上だったときに、すごい印象に残るという傾向があるような気がします。
映画8マイルは、まさに後者でした。
ダンナが以前から見たがっていたのですが、貸し出し中が続き、なかなか見られず数ヶ月経過。
ある日、ようやくレンタル店で見つけて「ダンナが見たいだろう」と思って、他のソフトと一緒に私が借りてきたのが、この映画でした。
下のサントラレビューにも書いたように、私は全く期待してませんでした。
エミネムのことをあまり知らなかったせいもあるのですが、暴力とドラッグ描写が中心の、暗い映画だろう・・・という予測しか立てていなかったのです(^_^;)。
ところが、上の紹介文にもあるように、まず、エミネムの存在感がすごい。
何しろ私は、エミネムの外見さえ知らなかったのです。
なので、「え、この人がエミネム?役者さんじゃないの?」って思って、最初は戸惑いました。
それくらい、すごいカリスマ性というか、周囲を視線を釘付けにするような、圧倒的な存在感だったんです。
そして、所々に写る、デトロイトの町並みの退廃的なムード。
映像的にも惹きつけられたところに、キム・ベイシンガーが、エミネムの母親役として登場します。
セクシーではあるけれど、疲れ切ったアンニュイな表情が、デトロイトの町の雰囲気とマッチするような感覚。
そして、そこから這い出るために、ラップに青春をかける青年・Bラビット(エミネム)との対比が、すごくよく描かれているように思いました。
そして、最後のラップバトル。
この時点では、もう食い入るように見てました(笑)。
私はもともとHipHopという音楽にも興味があったのですが、そうでない人にとっても、この即興のラップでのやり取りには目を見張るものがあると思います。
ある人のレビューで、「ただの悪口合戦」としか思えなかった、というのがありました。
そう感じる人がいるのも事実だと思います。
でもじゃあ、アナタにそれができるの?って、私は思います(笑)。
普通の「悪口の言い合い」ならできても、ビートに乗せて、観客の支持を得るような「ウマイこと」が言えるかと言ったら、絶対に無理!!
もちろん、文化の違いもありますよね。
そもそも、日本には汚い罵り言葉自体が少ないし、それを言ったとしても「うまい!良く言った!」と思う土壌が、アメリカほどはないですものね(^_^;)。
でも私は、本当に「エミネムってすごい!!」って思って、ぶっちゃけ一目惚れ(笑)でした。
黒人中心のラップ音楽の世界で、これだけの人気を得たのは、やはり他を圧倒するスキルがあったからだと、改めて思いました。
それでも、この映画は、ラップバトルだけの単なる「有名ラッパー主演映画」ではなく、充分に若者の共感を得るヒューマン・ドラマになっていると思うのです。
エミネム・キムベイシンガーといった主演俳優の存在感ももちろんですが、アカデミー賞受賞監督であるカーティス・ハンソンの力量も大きいかな、と思います。
思い返してみれば、昔から、音楽映画にハマるクチでした(笑)。
80年代、ミッシェル・ファイファーの出世作グリース2。
ジョンコルトレーンの生涯を描いたバード。
アイルランドの若者の、バンドにかける青春を描いたザ・コミットメンツ。
これまたミッシェル・ファイファー演じる、ジャズ歌手の恋を描いた恋のゆくえ〜ファビュラス・ベーカー・ボーイズ。
どれも、印象に残る作品だったなー★
8マイルは、このリストに挙げた作品をも上回る、私にとっては、久々に心に響く音楽映画でした(^^)。
コメント