Respect All Dancers!!

2004年6月15日 音楽
今日、ダンススクールの無料体験をしてきて、その日に入会すると
入会金が70%オフってことで、早々に決めてきちゃいました(笑)。

やたらとダンスの話題が多いのですが、私はダンス未経験者(^_^;)。
基本も何も、全く知りません。
自分で踊った経験はピンクレディーの振りを真似したくらいで(爆)。
その後は、もうずーっと後の、クラブとかディスコで体を揺らしてた程度。

それなのに、うるさかったんですよ。踊りには(笑)。
私の妹が、けっこう踊るのが好きだったんですね。
中森明菜の振りを真似するのもすごく得意で。
高校では「フォークダンス同好会」なんていうサークルに入ってたりね。
あ、妹ですよ、私じゃなくて。

んで、私は自分はできないクセに、「足はこんな感じで」とか、
「顔はちゃんと手の方に向けて」なんて指示したり(爆)。
妹の代わりに、文化祭のフォークダンスの振り付けを考えたこともありました。
その高校の生徒たち、卒業生の私の振り付けとは知らず、
全校一斉に、文化祭で踊ってたのです(笑)。

客観的な立場では、「体の軸がどうこう」とか、
そんなクソ生意気なことを言えちゃうんですけど(笑)、
自分自身が踊れないし、習ったこともないのが、
長年ちょっと気になってました(^_^;)。
小さい頃はバレエにあこがれて、夢の中にトゥシューズが
出てくるくらいだったんですが、母に却下され、実現せず。

そんな私が、満を持して(爆)、ようやくダンスを習うことにしたのですが・・・

今日、体験入学したのは「初級ジャズ」のクラス。
私、思いました。
世の中のダンサーと呼ばれる人たち、全員、リスペクト!!!

見ると踊るのじゃ、本当に大違いですね(^_^;)。
まあ、当たり前のことですが。
楽しかったのは、最初の30分だけ。
あとの1時間は、「振り」だったんですけど、
足を見てると手がわからないし、手を見てると、足の動きがわからない。

フロアの中で、たった一人、ほとんど踊れない状態に陥り、
泣きそうでした(ToT)/~~~。
「私はやっぱ、踊りなんてダメなんだ・・・」と、激落ち込みしてたところ、
先生が声をかけてくれました。

「どうでしたか?」と言うので、
「あの・・・泣きそうでした」と正直に答えたら、
「いや、全然大丈夫ですよ。今日の振りは、今月の最初から
やったもので、ここにいる人たちはもう3週目なんですよ。
第1週は、みんなスタートライン同じだし、同じレベルですよ。
むしろ、初日でよくそこまで踊れたと思いますよ。」

ってことでした。
「そ、そうなんですか???」
と単純に感情うなぎのぼりする私(爆)。

そういえば、初級HipHopを見学したのは、6月の第一週でした。
だから、ついていけると思ったのか・・・と勝手に納得(笑)。
一ヶ月同じ振りを練習した後、月が変わればリセットして、
新しい振りに入る・・・というサイクルだそうです。

あぅ・・・自信はないけど、とりあえず頑張ってみますか、と思いました。
やはり初級クラスが、基本的な動きを繰り返すので良いとのことで、
火曜日の「初級ジャズ」と金曜日の「初級HipHop」に行ってみることにします。

ちなみに・・・今日のジャズクラスで踊ったのは、BOAの曲でした。
前々から、BOAの踊りはカッコいいって思ってたけど、
本当にすごかった(爆)。
あはは・・・まあ、当然なんだけどね。

私、普段の運動量はゼロですから、こんなに全身汗だくになる経験も
超久しぶりだったし。
踊りはともかく(っていうかこれからのこと)として、
ストレッチして体が柔軟になったり、基本の動きで立ち姿が
ちょっとでも綺麗になれば、それだけでも嬉しいなあって思いました(^^)。

しかし・・・鏡に映る自分、超かっちょ悪かった(T_T)。
けど、それが現実ですね。
運動部にも所属したことのない、体育会系とは無縁の
「根性なし」な私だけど、何とか頑張って、少しは見られるようになりたいなあ(^_^;)。

***追記。
さて、今後のダンスクラスネタっていうか、
「何を血迷ったのか、三十路でダンスを始めるという暴挙に出てしまった私の、爆笑&お間抜け(?)奮闘記」は、
Daily Essenceの方にアップしていこうと思います。
「HipHopダンス」を語れるような立場じゃないので、
日常的な話題ってことにしていきます(笑)。

ダンス素質

2004年6月11日 音楽
ヒップホップ関連のサイトをうろうろしてたら、
「ダンス素質度チェック」というところを見つけたので、やってみました。

結果は

「めぐみさんのダンス素質度は100点満点中で68ダンシン」でした
努力次第で伸びる可能性は十分にあります。
スクールなど、習う事がお勧めです。


68ダンシン・・・微妙な数字じゃないですか?(爆)
全然才能なしともいえないから、とりあえず「興味あるなら頑張ってみなよ」というメッセージなのだと、勝手に受け取りました(笑)。

あ、ちなみに占いのサイトはこちらです。
ぜひみなさんもやってみてください(^^)。

http://bom-ba-ye.com/b.cgi?sonygogo=2
50セント エミネム CD ユニバーサルインターナショナル 2003/02/19 ¥2,548

わざわざ上の紹介文にエミネムの文字があるように、エミネムがその才能に惚れ、8マイル撮影中にわざわざかけつけて契約をさせ、自らがプロディースしたという、鳴り物入りHIPHOPアーティストの新人が、50CENTです。

ものすごい勢いで売れ、あっという間にセレブの仲間入りをした彼。
はっきり言って、エミネムのネームバリューの影響は大きいと思います。
アマゾンのレビューの中にも、批判まではいかなくても、「過大評価しすぎでは」という意見があります。

実のところ、私の最初の印象も同じでした(^_^;)。
「なんじゃこりゃ??だるい。ゆるい。変な声!!」って・・・(爆)。
8マイルのサントラにも収録されている、ワンクスタという曲があるのですが、簡単に歌うと
♪ふにゃららわんくすた、ふにゃらら、ぎゃんぐすた♪としか聞こえないくらいの、訳のわからない「ふにゃらら感」っていうんですか??

んで、正直「こりゃダメだ」って思ったんですよ。
エミネムとの共演曲では、エミネムの滑舌の良さばかりが、引き立ってる気がしてね。
どっちが主役じゃい??なんて、ダンナとふたりで笑ってたんです。

それがね、翌日。
「あの、ふにゃらら歌が聴きたいな」って思っちゃったんです(爆)。
エミネムが主役だと思っていたトラック3のPatiently Waitingも、
例のごとく♪ほにゃらら〜♪と粘っこ〜く歌い始める50CENTのパートの方が楽しみになっちゃって(^_^;)。

んで、良く聴いてみると、トラックもカッコいいし、全体的になかなか良い出来ではないかと、思ったりしてね。
トラック5「In Da Club」も、クラブサウンドとしてすごい聴いてて気持ちいいし。
トラック11「P.I.N.P」のスチールドラムっぽい音なんか、レゲエとHIPHOPのリズムが融合したような、心地よさ。

もちろん、プロデューサーであるエミネムの力は大きいです。そこを否定する人は誰もいないと思います。
でもね、あの不思議な声の魅力。
「なんか良くわからないけど、もう一回聴いてみようかな」と思わせるような、妙な魅力があるんですよねえ。

50CENTは、ご存知の方も多いかもしれませんが、9発の弾丸を体に浴びて、それでも生き延びたという逸話の持ち主です。
バリバリのギャンスタ人生がリリックにも反映してるらしく、そのリアルな部分が支持される一因であるとも、聞いています。
その部分は、日本人である私には区別がつかないのが、残念です(^_^;)。

余談ですが、私の9歳の娘は、HIPHOPばかり聴きまくる私の影響で、だんだん詳しくなってきました(笑)。
50CENTのジャケットを見て、「この怖い黒いお兄ちゃんは、だ〜れ?」と聞くので、
「50セントだよ〜」って答えると、
「50セントって、お金だよね。日本だといくらくらい?」と聞かれました。
「うーん。まあ50円くらいのもの」って言ったら、
「やすっ!!」だって(爆)。
まあ、彼女に有名なギャングスタの名前が由来だよ・・なんて言っても仕方ないのですが(^_^;)。

それと、BARKSの50CENTの特集ページに、彼のインタビューが載っていますが、これは必見です!
「9発の弾丸を体に受け、それでも生きているのは、何か意味があるはずだ」
という彼の言葉には、すごーく重みがあると思うし、感動しました。
弾丸を浴びて声が変わったという彼。
50CENTの不思議な声の魅力は、彼の壮絶な人生が生み出したもの・・・と考えると、なぜかまた聴きたくなってしまう、私のような人がいるのも、なんとなーく、うなずけるような気がするのです(^^)。
スピーチ ニチャ リック・ワード ビショップ CD 東芝EMI 2000/01/26 ¥2,548

このアルバムを聴いてみようと思ったのは、あるヒップホップ関連のサイト(確かスヌープドッグのファンサイト)で、名盤だと読んだからです。
とにかく、この10年の空白を埋めたいので(笑)、とりあえず名盤と聞いたヒップホップ・アーティストのアルバムは、どんどん聴いてみようと思ってます(^^)。

いやあ・・・こんな癒し系のヒップホップアルバムがあったんですねー。大感激でした(^^)。
これは私の個人的なイメージなのですが、ヒップホップ=クラブという図式があったもので、夜の音楽的な感じがしてました。
夜の街に出るときのワクワク感ってありますよね?
ネオンとか、雑踏とか、クラブとか。
それが私のイメージだったんですよ。

でも、このスピーチのアルバムは、朝に聴きたい感じなんです。
クラブサウンドを期待してしまうと、裏切られると思います。
どちらかというと、ゆったりした曲が多いのです。
ラップより、歌が中心だし。

特にトラック3と4は、レゲエっぽいリズムで、ボブ・マーリーを意識した歌い方ではないかと、ライナーには書いてありました(^^)。

それと、特筆すべきは、リリック。
過激さはありません。
むしろ、すごく平和で愛に溢れていて、前向きなんです。
突き詰めれば、宗教とか神とか、そういう方面になるらしいのですが、私は「癒し」の音楽として、心穏やかに聴くことができました。

大好きなのは、トラック11「ブラザー・スピーチ」です。
女性MCメデューサのパートがすごくいい!
温かみのあるディープヴォイスで、「見かけはギャングスタだけど、本当はとても繊細でやさしい2Pacのような心を持ったあなた」と語りかけるのが、とっても素敵で♪
「あなたのStreet Languageは、まるで芸術のよう」という言葉にも、愛が溢れています。

というわけで、ここ2〜3日、朝の通勤の車で聴くことが多いアルバムです(^^)。
夕方、帰るときは、景気付けに(?)、もっとハードなのを聴くんですけどね(笑)。






DVD ジェネオン エンタテインメント 2003/08/27 ¥4,935 マイケル・ムーアが、『ロジャー&ミー』や『ザ・ビッグ・ワン』でやったように、アポなし突撃取材で挑んだ優れたドキュメンタリー映画。今回のターゲットは「銃規制」。この主題をとりまくあらゆる論争を巧みに展開、それらの論争を打ち負かしていくが、「他の民主主義国家に比べて、どうしてアメリカ人は互いを殺しあうのか?」

あぅ。久々にちょっと重苦しい気分です。
遅ればせながら、マイケル・ムーア監督作品「ボウリング・フォー・コロンバイン」をDVDで見ました。

前々から思っていたのです。
アメリカには、私の中で二つの感情があると。
ひとつは「憧れ」であり、ひとつは恐れです。

中学生の頃から、洋楽と洋画が大好きだった私。
洋とは言いますが、ほとんどはアメリカ発信の映画や音楽でした。
アメリカに憧れ、英語を話したいと切望し、そりゃ、今考えると
ずいぶんと本気で勉強しました。
朝、通学する前にラジオの英会話を聞いて、知らない単語を辞書で調べたり。
とにかく、英語が話せるようになりたい!アメリカに行きたい!と熱望していました。

19歳の夏。
初めてアメリカに行きました。
大学主催のホームステイプログラムで、オレゴンの一般家庭に3週間滞在。
その後、サンフランシスコへ2日間滞在して日本に帰りました。
もう、大興奮!
そりゃ、オレゴンといえば田舎ですよね。
でもね、真っ青な空。日本にはないスケールの大自然。
巨大なスーパーマーケット。
テレビをつければ、何百チャンネルものケーブルテレビが当たり前。
台所には、普通に食器洗い機があって、生ごみ処理機があって。
家の前は芝生で、自動スプリンクラー機がひゅんひゅん言いながら水を放出してて。

アメリカだーー!!って感じで、涙があふれそうでした。
でも同時に、黒人の少ない土地だったせいか、ホストファミリーの
ひとり(娘)が、平気で人種差別発言をしたりして、
それもアメリカの一部なのだ・・・と実感しました。

その後のいろいろなニュース報道を見て、アメリカ=憧れ、で片付かない側面も感じました。
人種差別、貧困問題、家庭崩壊、ドラッグ、銃、などなど。

今回見た映画は、そのダークサイドをクローズアップしたものでした。
アメリカ・コロラド州・コロンバイン高校で起こった銃乱射事件をきっかけに、アメリカに潜む問題点に迫る監督。

日本では、暴力団関係者以外ではあり得ない、銃による事件が多発しています。
銃を所持することが悪いのか?と思われるのですが、同じくらいの
銃所持率のカナダでは、アメリカほどの事件はありません。
シューティングやアクションゲーム多産国である日本にも、銃事件はまれです。
映画の中で出されている統計の数字が、その違いを如実にあらわします。
銃事件による死亡者。アメリカ11,000人以上。
日本、39人。

なぜ、アメリカでこれほどの事件が発生するのか?
結局、監督も答えは出せずに終わります。

私もなぜなのか、何なのかはわかりません。
ひとつ言えることは、マスコミやメディアが、貧困層(主に黒人)による事件を報道することにより、余計に恐怖心を煽り、米国民に銃を買わせることに加担しているという事実。
私がステイした家庭でも、銃は持っていると言っていました。
それが他人を死に至らしめることは十分に承知だと思うのですが、やはり自衛の手段としてもっている。
それが、アメリカの家庭なのだと、ビックリしました。

映画の中でも、白人の恐怖心がクローズアップされています。
アフリカから奴隷として連れてきた黒人が、自分たちに復讐するのではないかという、大きな恐怖心。
でも実際は、多くの黒人は平和を望んでおり、銃による犯罪よりも、
きっと、社会的差別の緩和や教育や、貧富の落差の解決望んでいるのだと思うのです。

そういった国内の重大な問題を差し置いて、他国への干渉を続けるアメリカって・・・(ToT)。

だからどうとか、何もいえる立場ではないのですが、すごーく切なくなる映画でした。
でも、マイケル・ムーアひとりが疑問に抱いてることではなく、他にも多くの米国人が感じてることなのかなあ・・とは思いました。

音楽・映画で、最高峰といえるくらいの影響力のあるアメリカ。
私もその恩恵を預かってるひとりです。
でも、なぜか白人至上主義のロックンロールより、黒人中心のHIPHOPに惹かれてきたのは、恐らく、ホームステイしたときの家族の黒人差別発言に発端があると思うのです。

その発言をした彼女(私と同い年)は、「アンタを悲しませるために黒人男と結婚してやる!!」と言いました。
アンタというのは、自分の母親のことです。
ひどいな・・・と思いました。

黒人には一度も会ったことがない私が、なぜかその発言が気になって仕方がありませんでした。
19歳の頃から、もう15年以上も経つというのに、その言葉が、今のアメリカ社会を反映していると思えてならなかったのです。
黒人を差別するアナタは、アジア人の私ならいいのか?と思いました。
黄色ならダメで、黒がダメな理由は何なのか?
当時の私の英語力では、追及できなかったことが悔やまれます。

何だか、支離滅裂になってしまってごめんなさい(^_^;)。
でもでも、ホントにね、アメリカは他の国のことに首突っ込んでる場合じゃないと思いましたね。
だいたい、一般市民が銃を持ってるなんて信じられないですよ。
ここ日本じゃ、ルパン三世かやくざか?ってなもんですから。

あぅ・・・。
ただ単に、HIPHOPのリズムを聴いて楽しんでいられたら良かったのに。
私ってば、自分ではどうしようもないことに、気分をアップダウンさせられております。
ラップのリリックに悲しくなってしまうように。
2パック CD BMGファンハウス 2000/12/06 ¥3,059

もっと聴き込んでからレビューしようと思ってました。
でもでも、黙ってられない!!(笑)

一言で言うと、最高!!です。

ギャングスタ・ラップの部類に入るので、もっとハードコアなサウンドを予想してました。
ところが、ところが!
ドラマティックダンサブルソウルフルなトラック。
絶妙なサンプリング。
そこに乗っかる、2Pacの切ないラップ。

これは、HipHopファンでなくても、ブラックミュージック全般が
好きな人なら、きっと好きになるであろう、素敵な曲ばかりでした。
ベスト盤ですから、選曲もいいんでしょうね(^^)。

わずか数曲を聴いた時点で、私、2Pacの大ファンになってしまいました。
あ・・・単純ですか?
でもね、エミネムが影響を受けた人とか、伝説のラッパーとか、
そういう前情報があったにしても、もしつまんないと思ったら、
こうしてレビューを書こうとも思いませんから(^_^;)。

もう、ほとんどの曲が素晴らしいし、今更私が何かを言って、
どうなるものでもないのですが、いくつか曲を紹介したいなあと思います。

<Disc1>

トラック1 "Keep Ya Head Up"

もう、この曲がかかった時点で、すでに高揚しましたねー♪
女性へのトリビュート・ソングということで、歌詞の内容も
いいのですが、パワフルでカッコいいサウンドです(^^)。

トラック2 "2 of Amerikaz Most Wanted"

スヌープ・ドッグとの共演作。
カッコいい!!(つーか、他に語彙はないのかぃ!って感じですみません(^_^;))

トラック6 "Me Against The World"

タイトルからして、哀しいですよね。
「世間と対立して、俺は生きてるんだ」というメッセージ。
投げやりな言葉に聞こえますが、そうとしか生きてこれなかった2Pacの人生が、同じ環境を生きる人達に共感を得るんだろうな。。と思います。
なぜそうなってしまったのかを考えるとき、アメリカの悲しい現実が見えてきますよね・・。

<Disc2>

トラック2 "Brenda’s Got A Baby"

ラップはそもそも、「語り」でした。
日常のストーリーをビートに載せて歌うというか、語る。
ここで語られているのは、わずか12歳で妊娠し、赤ちゃんをトイレに捨ててしまった女の子の話。
私自身が、女の子ふたりの母なので、本当に痛ましい気持ちになります。
上の子は今年10歳ですから、そのわずか2年後に、そんな風になっちゃう子がいるというのが、、2Pacが生きてきた「日常」なのかと思うと、あまりに悲しいです。
例のsoul sisを名乗るライナーノートの解説者さんは、そのプロモーションビデオを見て「胸が悪くなった」と言っています。
その通りですが、その「胸くそ悪い現実」を、2Pacが歌わなければならないのが何故なのか、そこは何も書いてません(-_-;)。

トラック5 "Changes"

素晴らしい曲です♪
アメリカの80年代の映画音楽のようなピアノが使われているのですが、
後から調べたら、、Bruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"という大ヒット曲だそうです。
ドラマティックでノリが良く、気分が高揚してきます。
歌詞の内容は、「世の中には変わらないものもあるけど、変えていかなければならない」という、やはり、2Pacの強いメッセージが伝えられています。

トラック6 "California Love (original version)"

Dreとの共演作。
もう、出だしからしてワクワクするダンサブルなナンバー。
キャッチーなトラックで、、2Pac最高のヒット曲だそうです。
プロモーションビデオ、見てみたいなあ。
っていうか、この曲でクラブで踊りたい!!

トラック10 "Dear Mama"

タイトルの通り、お母さんに捧げた曲。
母親のことで苦労したこともあるだろうに、こうやって感謝の言葉を綴れる、2Pacってスゴイなあ・・・って思います。
涙が出そうな歌詞です(ToT)。

もう、全部が全部、名曲ばかりで、もし聴いてない人がいたら、ぜひぜひ聴いてみてください(^^)。
歌詞のメッセージがわからなくても、全体的に、コーラスなども多用されていて、すごく聴きやすくキャッチーなクラブサウンドとして聴くこともできます。
できることなら、、2Pacが生きていたときに、リアルタイムで聴きたかったなあ・・・とつくづく思いました。

2Pac forever!!な心境です(*^^)v
以前から聴きたいと思っていた、TUPACのアルバムをようやく聴くことができました。
下の子が熱を出して外出できなくなってしまったので、ダンナに借りてきてもらいました(笑)。

HipHopに詳しい方なら、TUPACを知らない方はいないと思います。
でも、なにせ10年のブランクがある私。
90年代後半から最近のHipHopの歴史は完全に真っ白だったんですよ(^_^;)。

8マイルのラップバトルで、エミネム「1pac, 2pac, 3pac♪」と歌っていたのを聴き、その後、いろいろ情報を集めてから初めて、2PACというのが、有名なラッパーであると知りました。
たった4年間のプロ活動の中で6枚のアルバムを出し、96年に享年25歳で逝ってしまった伝説のラッパーということで、さらに興味が沸きました。

エミネムがリスペクトするというそのラッパーの曲が聴きたいとずっと思ってて、とりあえず入門編(?)として、グレイテスト・ヒッツを勧められたので、ただいま聴いている最中。

2枚組のアルバムで、全収録曲が25曲にもなるので、レビューは、ちゃんと聴きこんでからにするつもりです(^^)。

それなのに、なぜここでその話題にしたかというと・・・あまりに酷いライナーノートだったからです(T_T)。

輸入盤でない洋楽のCDって、解説のライナーノート、けっこう楽しみじゃないですか?
そのアーティストが好きだったり、興味があるから、そのCDを手に取るわけで、そこには、どっちかというと、アーティストを好意的に評価する意見が書かれていて当然と思っていました。

それが、この2PACのアルバムの解説の冷酷なことと言ったらないです!
以前から、2pac Japan.netなど、彼に詳しいサイトで、ライナーを書いている女性への批判を読んでいました。
TUPACファンの人からも、「解説は批判的だから、それ読まないで聴いて」って言われてたんですよ。
しかし、これほど酷いとは!!

冷静な意見といえばそうかもしれないけど、あまりに揚げ足取りが酷すぎます。
そのライナーノートを書いた人は、スラングの翻訳で有名な女性です。
自ら「Soul Sis.」と名乗り、翻訳関連の本なども出している人。確かに、リリックの翻訳は上手いかもしれません。
でもね・・・なんでここまで冷酷なことが書けるかなあ??
「支離滅裂な曲」とか、「卑屈かつ生々しい」とか、あんまりだよ。
楽曲に対する総合的な評価というより、リリックだけを取り上げて、馬鹿にしてる感じ。

なぜ彼がそういった歌詞を書いているのかとか、その背景を掘り下げ、artistに寄り添うような意見などは一切なし。
そんな彼女が、どうしてSoul Sisなどと名乗れるのか、さっぱりわかりません。
だって、SOULがないんだもん!!

もう怒りまくりの私です。
ってことで、25曲入っているこのアルバムをしっかりと聞き込んで、愛のあるレビューを後で書こうと思ってます(^^)。

だって、リリックの内容がわからなくても、メロウなトラックやコーラスに乗った2PACの声は十分に魅力的で、切なくなってしまったから・・・ね。
ラップのリリックが、バイオレンス・ドラッグ・セックスなどを取り上げているために、「下品である」「低俗である」と批判している団体が、アメリカにはかなりあるようです。

歌詞が明確に聞こえるために、日本国内よりも、むしろアメリカなど英語圏の国の方に、ラップ嫌いが多いんでしょうね。
というか、好きな人以外は「みんな嫌い」と言っても、言いすぎじゃないかも(^_^;)。
ある意味、仕方ないなというか、そう思う人にはそうとしか聴こえないんだろうな・・・と思います。

エミネムが「The Real Slim Shady」の中で、「自分は、普段俺達が会話しているようなことを言ってるだけ」って歌ってます。
それだけ、内容が「リアル」なんだと思うんですね。
ただ単に、世間にショックを与える目的だけで言ってるわけじゃなくて、自分たちが育った環境であったり、実体験であったり。
そこに共感する人たちが、確実にたくさんいるからこそ、これだけ人気出ちゃうんでしょう。
まあ、もちろん、ビジュアルだとかプロモーションビデオの作り方も関係あるでしょうけど。

で、特にビートに興味もなく、歌われている世界が「リアル」だと全く思わない、ちゃんとした教育を受けた中流家庭以上のアメリカ人の方々が、「まあ、なんてことかしら」と眉をひそめてしまうのも無理はないな・・・と。
実際はそういう人の子ども達が、思いっきりラップ聴いてたりすると思うんですが(^_^;)。
まあ要するに、「リアル」から目を背けたい人が多いんじゃないですかね。

8マイルの感想でも言ったように、日本語には、罵り言葉自体が少ないですよね。
「このクソ野郎!」とか、使います?(笑)
「メス犬め、ひざまづいて、俺のケツにキスしろ」とか。
もう、これを見た時点で、「アメリカの映画か歌詞の翻訳」っていう感じじゃないですか。
それだけ、「定番罵り言葉」って、英語圏にはあるみたいで。

でも、実は日常的に、four letter wordsって使われてるんですよね。
もちろん、子どもの前で言っちゃいけないとか、暗黙のルールはあるにしても、その使い方やタイミングが絶妙だったとき、周りの人は「おお、良く言ってくれた!」なんて大喜びするという、そういう雰囲気があったり。

日本が「本音と建前の国」って良く言われますが、実際は、アメリカの方がそうなんじゃないでしょうか。
TVや雑誌の規制も多くて、音楽CDにも、必ずクリーンとダーティと、両方のバージョンがあり。
KIDSに悪影響を与えないように規制しているんでしょうけど、これってむしろ、最初から『汚い方の歌』も存在すると示してるようなもんで、微妙・・っていうか(^_^;)。

んで、ここからは私の、ラップに対する見解なんですが・・・。
(前置き、長すぎ?(爆))
私は、「歌詞は後からついてくる」という感覚なので、アメリカの団体が騒ごうが何しようが、正直、どうでもいいんです。

日本人が海外のHipHopにハマる理由って、ネイティブ並みの英語力を持つ人以外は、まず最初は歌詞よりも重低音の効いた、カッコいいビートから入るんじゃないかなと。
「何言ってるかよくわからないけど、聴いてて気持ちいい」とか。
まあ、少なくとも私はそうでした(^^)。
なんか、血沸き肉踊る感じっていうんですか?(死語?)
もともと、HipHopってダンスミュージックみたいな感じだったと思います。
(詳しいことは、それぞれお調べください(笑))

で、そこに「語り」を載せたのが、ラップ。
でも、私達はほとんど、歌詞カード見ないと全部は聞き取れないから、たまたまラジオから流れてきたHipHopの曲が、「こういう歌詞だから嫌い」という風には捉えない(そんなことはできない(^_^;))と思います。

もちろん、アルバムを買って歌詞カード見て、このアーティストのこの曲は好きだけど、あの曲は嫌いとか、そういう好みはそれぞれありますが。
音から入って、歌詞見たらゾっとして、それでもう嫌いになったっていうの、あんまりないような気がしません?
もう、ビート自体が好きなものは好きだし、カッコいいんだい!と思っちゃってるから(笑)。

私も、もちろんビートから入ったけど、やっぱり「何を言っているのか」が気になって、歌詞カード見たり対訳見たりしてます。
まあ正直なところ、「日本語でこれそのまま歌われたら、かなりショッキングだろうな」とは思います。
そうは思いますけど、なんだかね、「ああ、こういうことを歌わなければならない使命を持って生まれちゃったのか」と切ない気持ちになったりするんですよね。
でも、すべてがそんなシリアスな内容ではなくて、言葉自体はクリーンじゃなくても、ジーンと感動したり、おかしくて笑っちゃったり、いろいろある。
だからやっぱり、楽しいというか。

まずは、ビートを聴いて楽しむ。
んで次は、歌詞カード見ながら、「この曲にはどんなストーリーが詰め込まれているんだろう」って、さらに聞き込む。

噛めば噛むほど美味い、スルメのような魅力が、ラップにはあるような気がします。
どんなに汚いことや、凄惨な内容が歌われていたとしても、嫌いになれないんですよね(^_^;)。

ぶっちゃけ、「ラップミュージックが低俗で下品で、それを聴いている連中も低俗で下品」と言われたのなら、「その通りでございますが、だからどうしました?アナタは上品で高貴な世界を、そのまま清く正しく生きてくださいな」と答えたいです(笑)。

あ・・・これを英語にすると、It’s none of your f**kin business. I just love this s**t!!とかになっちゃうんだろうな、やっぱり(自爆)。
サントラ エミネム オービー・トライス 50セント D12 CD ユニバーサルインターナショナル 2002/10/30 ¥2,548 2ndアルバム『ザ・エミネム・ショウ』が絶好調なエミネムから、本人主演による半自伝的映画『8マイル』のサウンドトラックが届けられた。 気になる収録曲は、哀愁のピアノ&ギターループをバックに力強いラップを繰り広げる1stカット<1>、軽快でスリリングなトラックに軽やかなラップがマッチした<3>をはじめとするエミネム自身…

こういう日記があって、助かりました。
いちいち、画像とかCD情報を貼り付けしなくてもいいなんて、
すんごいラク(^^)。
上の紹介文は、必須だそうです(^_^;)。

私がエミネムのファンになったのは、ごく最近。
映画「8マイル」のラップバトルのすごさに、唖然としてしまいました。
なんか、貧しい環境から出てきたラッパーの自伝・・・ってことで
とにかく暗くて、ケンカやドラッグの日々が表現されているのかな・・・と思ったら、
これがそうでもなくて、あくまでも「ラップに夢をかけている若者」の映画という感じで、思ったよりもずーっと魅力的な映画でした。
それまでは、天才白人ラッパーという情報しか知らなかった私が、改めてエミネムの才能を思い知り、ラップ音楽をまた聴き始めようと思いました。

で、最初に聴いたのが、このサントラ版です。
アマゾンでも数バージョン出てますが、私が聴いているのは、最初のオリジナルサントラだと思います。

エミネムのCD、この後にもいろいろ聴いていますが、いちばん聴いているのがこのアルバム。
映画のサントラということもあって、いつもの毒舌(?)や、他人を攻撃する表現が少ないと思います。
「夢をつかむ」ことがテーマのLose Yourselfは、とてもポジティブでカッコよくて、エミネムの曲の中でも、やはり一番好きかもしれません。
「If you had one shot, one oppotunity〜」で始まる出だし部分、何度聴いてもゾクゾクします。

映画の中で、エミネムがバスの中で一心にリリックを書きとめているシーンに使われている8 mileも、なんか高揚してくる感じで大好きな曲。

他にもいろいろなアーティストが曲を提供していますが、
女性ボーカルの2曲もなかなかです。

エミネムのコアなファンには物足りないのかもしれませんが、
バラエティに富んでいて、聴いていて飽きないので、私はすごく好きな一枚です。

もちろん、映画を見てから聴いた方がさらにいいかもしれません(^^)。

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